テーマ1 ― 人は何のために生まれるのか

このセクションでは、セスの解説から主なテーマをいくつか選んで、ご紹介します。


 「君達は責任を持って創造するように教育、訓練されなくてはならない。君達の世界は現れてくる意識をトレーニングするシステム(生存環境の体系)だ」
 「君達は共同の創造主だ。君達が現在、理解している『神』という言葉の指す、その『神』になることを学んでいるのだ。君達は責任を学んでいる――それは、個性を備えた意識であれば、どんなものでも負っている責任だ。また、君達は自分自身というエネルギーを創造的な目的に使う、その扱い方を学んでいる」

「セスは語る」


タイプライターに向かうロバーツ。1969年
 「子供は一人前にならなくてはいけない。君達のシステム(生活体系全体)は成長していくためのグラウンドだ。それも一番最初に来るもので、言わば、小学校だ」
 「人類という種(しゅ)は、そこを通って様々な形態の意識が旅をする1つのステージだ。もっと広範囲でオープンな現実界に入ることを許される前に、君達はまず、エネルギーの扱い方を学び、物質化を通して考えや感情が生み出す具体的な結果をよく見なくてはならないのだ」
 「もっと進んだシステムでは、考えや感情が自動的かつ即座に変換される。動作に変換されたり、そのシステムに存在する物質の中で適当なものに置き換えられたりするのだ。だから、このシステムでは充分にレッスンを行い、よく学ばなくてはならない。創造に対する責任は、きちんと理解されなくてはならないのだ」

「初期セッション集」


 セスによれば、私達の生きている物質的な世界は小学校のようなものだと考えられるそうです。私達はみんな、宇宙の小学校に在籍しているということです。ここで、学び、自分自身の存在を楽しむのです。物質的な現実界という豊かな土壌の中で私達は成長し、花を咲かせるようになっているわけです。

 日々の体験は教室での授業に相当するもので、私達はエネルギーの使い方のABCを学んでいるところです。授業の中でも特に大事なのは、私達が自らの考え、感情、観念に従って、私達自身の現実を作っているということです。誰でも、自分の「魂」あるいは「より大きな自分」が持っている無限のエネルギーや内的な知識に接することができます。そして、私達は自分の持っているすばらしいパワーを上手に賢く使う方法を学ぶようになっているのです。

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